2020年東京オリンピック競技大会の自転車ロードレースで、YAMAHAの車両が大活躍!

7月23日(金)に開会式が行なわれた『2020年東京オリンピック競技大会』。以降、日本選手をはじめとするアスリートたちの熱い戦いが連日くり広げられている。

その開会式の翌日、翌々日には自転車ロードレースの競技が実施された。日本国内では自転車ロードレースはマイナースポーツの部類に入るが、欧州では絶大な人気を誇るメジャースポーツだ。フランス国内を23日間で合計約3300kmもの距離を走破する『ツール・ド・フランス』、イタリア全土を3週間で合計約3000km走る『ジロ・デ・イタリア』、スペインを舞台に3週間で合計3000km以上もの距離を走る『ブエルタ・ア・エスパーニャ』はグランツールと呼ばれ、そのレースの期間は熱狂の渦に包まれる。

7月24日(土)、25日(日)の東京オリンピック競技大会自転車ロードレースは、東京都府中市の「武蔵野の森公園」をスタートして、静岡県駿東郡小山町の「富士スピードウェイ」まで走るというもの。

この競技で活躍したのがYAMAHAのオートバイだ。特にNIKENが隊列を組んで走る様は圧巻! 選手をサポートするためホイールを積んで走るFJR1300の姿も見受けられた。下記は競技で走行したYAMAHAの車両一覧だ。

上記のYAMAHA車両以外に、走行場面を撮影していた『BMW R1250GS』、白バイの『HONDA CB1300P』も走っていた。

なお、自転車ロードレースは街中から峠道まで様々な場所を走るため、複数台のカメラで撮影した映像が途切れないよう中継する必要がある。そこで撮影した映像は中継機を搭載したヘリコプターと飛行機を飛ばし継ないでいたのだ。

レース中継は中継用飛行機(複数機! 4機との情報も)、ヘリコプター(3機)、撮影車両(クルマ、バイク複数台)を駆使し、グランツールを撮影している欧州のチームが担当。中継用飛行機は欧州から飛来し、高画質で美しい映像を撮影できる車両(VOLKSWAGEN TOUAREG)と迫力の走りを捉えるバイク(BMW R1250GS)は、東京五輪のレースを撮影する為、海外で登録されたナンバーのまま日本国内を走れるカルネという手続きをとっていた。

オリンピックの自転車ロードレースは開会式の翌日に開催されることがほとんど。これはオリンピックが開催される国の景色をレース中継とともに発信し、開催国がどのようなところなのか紹介する観光案内的な意味合いもあるという。残念ながら東京オリンピックでは自転車ロードレースがTV中継されることはなくインターネットのみでの配信ではあったが、『大國魂神社』に選手が自転車とともに入っていったり、バイク乗りにお馴染みの『同志みち』、山中湖の遊覧船『白鳥の湖』などなど、欧州の撮影チームによるツール・ド・フランスを思わせるような素晴らしいカメラワークで、日本の美しい風景を全世界に中継してくれた。

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投稿者プロフィール

今はなきオフロードバイク雑誌の元編集部員。初めてのバイクはDT200WRで、その後はKLX250、XR250、F650GS DAKAR、KLX125などオフ車ばかり乗り継ぐ。草レースへの参戦経験もあるが基本はヘタの横好き。ここ数年はバイクはもっぱら見る側になりました。キャンプも好きだけど、こんなご時世でもあり最近は料理を作って日々を満喫。お酒が好きで酒造を訪れるのが旅行の定番。好物はホヤ。

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